根管治療とは歯の神経を取った後の治療のことです。
虫歯が大きくなり神経までいってしまうと神経を取らなければなりません。そうすると歯に栄養分が届かなくなり、歯がもろくなります。
生きている木と死んでいる木との違いです。でも木は死んでいても材木としては使えますので家は建ちます。
それと一緒で歯も神経をとっても充分な歯根が残っていればかぶせ物は出来ますが、神経を取った後しっかりとした治療をしないと根っこの先が膿んできてしまいます。
そうなるともっと大変になり、何度も腫れたりひいたりして治療を繰りかえさなければなりません。歯が痛くなった時には神経までいってしまっているのがほとんどです。
そうならない為にも、虫歯が大きくなる前に虫歯の治療を受けましょう。予防に勝る治療はないのですから。

歯科恐怖症の方々の多くは小さい頃の歯科治療での体験を起因されている事がほとんどです。
ですから当院では最初の治療に重点をおいています。小児治療は素直に口を開けてもらう事で80％～90％成功すると考えています。最初に歯科医院の雰囲気に慣れてもらう事からはじまり、機械器具を見せたり、実際触ったりしながら、歯科治療は痛くないことを理解してもらいトレーニングしていきます。
そのため、初回から本格的に治療する事は、あまりありません。（急を要する処置は別です）治療内容は、お母様に随時説明し、納得して頂いてから治療を開始致します。結果もきちんと説明致します。

むし歯を予防するために大切なことは、歯科医院で行う予防処置はもちろんのこと、それ以上に大切なのが普段のご家庭での管理です。
基本的に親御さんがどのように仕上げ磨きをしてあげているか、またどんな食生活をしているのかということです。
仕上げ磨きが上手にできているか確認のためにも、定期的に歯科医院で指導を受けられてはいかがでしょうか。