COLUMN 院長コラム

薬が手放せない肩こりや頭痛は噛み合わせが原因?見極め方と3つの対処法を名古屋市中川区の風岡デンタルクリニックがご紹介!

その肩こり・頭痛、薬で抑え続けていませんか?

 

名古屋市にお住まいで、デスクワーク中心の毎日。整体や内科に通っても変化を感じにくく、頭痛薬が手放せない——そんな状態が続いているなら、原因のひとつとして「噛み合わせのズレ」が関係している可能性があります。本記事では、噛み合わせと全身の不調がつながる仕組みから、自宅でできるセルフチェック、歯科で行う3つの対処法までを費用や期間の目安とあわせて整理しました。”長引く不調の背景を見直すヒント”としてご活用ください。

1.なぜ噛み合わせのズレが「薬の効かない肩こり・頭痛」を引き起こすのか?

 

顎の筋肉(側頭筋・咬筋)の緊張が頭部や肩へ伝わるメカニズム

 

噛み合わせがわずかにズレているだけでも、顎を動かす咬筋や側頭筋は無意識のうちに余分な力で働き続けることがあります。側頭筋はこめかみから頭の横へ広がる筋肉で、緊張が長引くと”こめかみを締めつけるような頭痛”として感じられる場合があります。さらに咬筋の緊張は首の胸鎖乳突筋、そして肩の僧帽筋へと連鎖し、慢性的な肩こりにつながることがあります。顎・首・肩は筋膜で一続きになっているため、噛みしめのクセが一日中続けば、肩や頭の不調として現れることもあると考えられています。

 

自律神経の乱れや顎関節症(TMD)の併発リスク

 

持続的な噛みしめ(ブラキシズム)は身体にとって強いストレス刺激となり、”交感神経が優位な状態”を長引かせる要因になり得ます。その結果、血管が収縮して血流が悪くなり、筋肉のコリ、頭痛、睡眠の質の低下、めまい、不定愁訴へつながるケースも報告されています。さらに顎関節そのものに負担が蓄積すると、口を開けたときに音が鳴る・痛む・開きにくいといった顎関節症(TMD)を併発することもあります。肩こりや頭痛だけでなく、こうした全身症状が重なっている方は、噛み合わせの関与を一度確認してみる価値があります。

 

デスクワーク姿勢(スマホ首・猫背)が噛み合わせに影響する悪循環

 

名古屋市内の企業で1日中PCに向かう方に多いのが、画面をのぞき込むうつむき姿勢です。頭が前に出ると下顎の位置がわずかに後方へずれ、本来の噛み合わせが乱れやすくなると言われています。そこに猫背や頬杖が加わると、左右どちらかの顎関節に偏った負担がかかり、噛みしめのクセを助長することもあります。”姿勢と噛み合わせは互いに影響し合う関係”にあるため、デスク環境の見直しと並行して、顎の状態を歯科で確認することをおすすめします。

 

 

2.私の不調は本当に歯が原因?自宅でできるセルフチェックと受診先の判断基準

 

1分で確認!食いしばりや噛み合わせのズレを示すセルフチェックリスト

 

まずはご自宅で、次の項目に当てはまるかを確認してみてください。

・朝起きたときに顎やこめかみがだるい・重い

・舌の縁に歯型の跡がついている

・頬の内側に白い線状の跡がある

・口を大きく開けるとカクッと音がする、または引っかかる感じがある

・左右どちらか片側だけで噛むクセがある

・特定の歯だけがすり減っている、または欠けている

・集中しているとき、気づくと上下の歯が当たっている

 

3つ以上当てはまる場合は、噛みしめや噛み合わせのズレが肩こり・頭痛に関与している可能性があります。”「気づいたら歯が触れている」状態は注意が必要”で、本来、安静時は上下の歯がわずかに離れているのが自然な状態とされています。

 

他科(整形外科・脳神経外科など)と歯科、どちらを優先して受診すべきか?

 

判断に迷う場合は、まず重大な疾患を除外する観点から、強い頭痛・しびれ・吐き気を伴うときは脳神経外科や内科の受診を優先しましょう。整形外科で頸椎などの画像検査を受けて「異常なし」と言われた、整体やマッサージで一時的に楽になっても再発を繰り返す、というケースでは、”噛み合わせや顎関節を診る歯科”の視点を加える意義があります。とくに「朝起きた時点で肩や頭が痛い」「噛むと違和感がある」場合は、歯科でのチェックが手がかりになることがあります。

 

親知らずの放置や過去の歯科治療の不適合が原因になっているケース

 

大人になってから徐々に噛み合わせがズレる背景には、”親知らずによる歯列への圧迫”や、若い頃に入れた被せ物・詰め物の経年摩耗が隠れていることがあります。金属の被せ物は長年の使用で表面がすり減り、わずかな高さの違いが顎位の偏りを生むことも考えられます。また、片側の奥歯を抜いたまま放置していると、対合する歯が伸びてきて噛み合わせ全体のバランスが変化する場合もあります。心当たりがある方は、レントゲンや口腔内写真を用いた精査が役立ちます。

 

過去のコラム記事で親知らずを抜くべきか?の疑問について書かせてもらったコラムもありますので、合わせてご確認ください!⇨抜くべき?放置でOK?親知らずの悩みと風岡デンタルクリニックの低刺激な治療

 

 

3.薬に頼らない身体へ!歯科医院で行う「3つの噛み合わせ治療法」と費用・期間の目安

 

【対処法1】マウスピース治療(ナイトガード)の特徴と保険適用の費用目安

 

ナイトガードは、就寝中の歯ぎしりや食いしばりから歯と顎を守るためのオーダーメイドのマウスピースです。歯型を採って一人ひとりに合わせて精密に作製するため、装着感に配慮し、噛む力を均等に分散できる設計になっています。”保険適用の場合、自己負担はおおむね数千円程度”(3割負担で6,000円前後が目安)で作製可能です。装置そのものが痛みを直接取り除くわけではありませんが、顎周囲の筋肉の過緊張を和らげ、朝のだるさや頭痛の軽減につながるケースが報告されています。製作までの通院は2〜3回程度が目安で、最初の一歩として取り入れやすい方法のひとつです。

 

【対処法2】歯列矯正による根本的な噛み合わせ改善と自由診療の費用・期間

 

歯並びそのものに大きなズレがある場合は、歯列矯正で噛み合わせを整える選択肢があります。全体矯正の費用相場は自由診療で”およそ80万〜120万円”、部分矯正であれば30万〜60万円程度、治療期間は数ヶ月〜2年程度が一般的です。マウスピース型矯正(インビザライン等)、ワイヤー矯正など装置の選択肢があり、ライフスタイルや症状に応じて検討します。費用負担は大きい一方で、歯の寿命や、虫歯・歯周病リスクの軽減にも関わる「健康への投資」としての側面があります。

 

【対処法3】被せ物の調整や形態修正による即効性のあるアプローチ

 

強く当たっている被せ物のわずかな高さを整える「咬合調整」は、数回の通院で完了することが多く、保険適用となるケースもあります。古い被せ物が摩耗してバランスを崩している場合は、被せ物の作り直しによって噛み合わせを再構築します。”短期間で変化を感じやすい”のが特徴ですが、過剰に整えることはかえって不調を招くため、歯科用CTや咬合分析を踏まえた慎重な判断が欠かせません。当院では身体への負担をできるだけ抑える視点で、必要最小限の処置を心がけています。

 

 

4.自己判断は禁物!市販の簡易マウスピースに関する注意点と歯科での精密診断の重要性

 

市販のマウスピースで注意したい点とオーダーメイド品との違い

 

ドラッグストアやネット通販では、お湯で柔らかくして自分の歯型に合わせる簡易マウスピースが安価に販売されています。手軽な反面、適合の精度はオーダーメイド品とは異なり、”特定の歯にだけ強い力がかかる”ことで、噛み合わせのバランスに影響を及ぼす可能性が指摘されています。厚みが合わず顎関節への負担が増えたり、装着中に外れて誤飲につながるケースも報告されています。歯科で作るナイトガードは、噛み合わせの状態を診査したうえで素材・厚み・形態を設計するため、長期使用への適性が高い点が大きな違いです。”自己判断での長期使用は症状の変化を見落とすおそれがある”ため、慎重な選択を心がけたいところです。

 

歯科用CTを活用した骨・関節の精密診断と、当院が整える清潔な治療環境

 

肩こり・頭痛の原因を見極めるには、外から見える歯並びだけでなく、顎関節の骨の形態や位置関係を立体的に把握することが重要です。当院では”歯科用CT”を活用し、二次元のレントゲンでは捉えきれない関節の形態や骨の状態を多角的に評価したうえで、治療方針をご提案しています。また、当クリニックの特徴として、”バキューム室とコンプレッサー室を分離した設計”を採用し、診療空間の空気環境を清潔に保つ工夫を行っています。これは、お子さま連れの方や免疫面が気になる方にも配慮した設備です。名古屋市中川区周辺で「これまで原因がはっきりしなかった肩こり・頭痛」にお悩みの方は、まずはカウンセリングから慎重に選択を進めていきましょう。

 

過去投稿したコラムで当院が、歯医者独特なにおいがしない特徴について書かせえていただいたコラムもありますので、ぜひ合わせてご確認ください⇨歯医者独特のにおいがしない?風岡デンタルクリニックのこだわりの院内設計

 

これからも地域の皆さんに支えられながら、多くの患者さんに貢献できるよう努めてまいりますので、今後も風岡デンタルクリニックをよろしくお願いします。

監修者

風岡デンタルクリニック 院長

  • 1997年:松本歯科大学 卒業
  • 1997年:内堀歯科 研修勤務
  • 1998年:医療法人 ヨシダ歯科 勤務
  • 1999年:JIADS ペリオ、補綴コース受講
  • 2003年:アン歯科、山内歯科 勤務
  • 2004年7月:風岡デンタルクリニック 開業
  • 2007年:臨床研修施設指導医
  • 2007年:Dental Implant Cadaver Surgical Course受講
  • 2008年~スタディグループBIG 設立
  • 2011年~2013年:愛知県歯科医師会青年委員
  • 2013年~2023年:愛知県歯科医師会医療管理部
  • 2017年~2023年:愛知県歯科医師会青色申告会専務理事
  • 2018年~2024年:名古屋市立富田中学校 学校医
  • 2024年~名古屋市立はとり中学校 学校医

松本歯科大学歯学部を卒業後、開業医勤務(4医院)を経て、平成16年7月1日風岡デンタルクリニックを開設いたしました。
開業後は地域の多くの皆さんに来院していただき、自分なりに精一杯、歯周病治療と虫歯予の必要性、噛み合わせの大切さを伝え、治療・予防を行ってきたつもりでいます。
しかし、まだまだ勉強することがあり、更なる予防歯科の必要性と患者さんが一生自分の歯で食べることができるための知識、技術を身につけ患者さんに伝えていかなければと、日々感じております。小さなお子様からご高齢の方まで幅広く診療を行っております。アットホームな診療室の中にも質の高い診療を心がけております。

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